スマホのロックはFBIでも開けない?

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デジタル遺産としてのスマホの位置付け

今や、デジタル化された資産のほとんどはスマホに入っています。あなたがこの世を去ったときに家族はスマホから様々な情報を得たいと考えることでしょう。

銀行口座といった金目のものだけでなく、SNSアカウトや、お友達やお世話になった人たちの電話番号などもそうですね。

もはやスマホは最重要のデジタル遺産と言っても過言ではありません。

ところが、スマホのロックは驚くほど強固です。パスコードが分からないと手がつけられません。

スマホのロック解除の難易度

無闇にパスワード入力を試すのは厳禁

まず覚えておかなければいけないのは、パスワードが分からないまま、何度も解除を試みることは厳禁だということです。

最新のiPhoneだと、設定によりますが、パスコードの入力に10回失敗すると全データが消去されます。もっとも、一気に10回失敗することは不可能で、何度か間違えたら「1分後にやり直してください」と表示され、その後さらに間違えると「5分後」「15分後」「1時間後にやり直してください」となり、最後には初期化されてしまうというものです。

GalaxyなどのAndroidスマホの場合は、ロック解除パターンの入力を何度か間違えるとPINコードの入力が求められ、その後はGoogleアカウントのログインが求められるようです。私がネットで探した限りでは何度間違えても初期化に至ることはなさそうでしたが、昨今のセキュリティ強化の流れで仕様が変わる可能性もありますので、安心はできません

iPhoneのロック解除はFBIでもお手上げ

2015年にカリフォルニア州で発生した銃乱射事件で、FBI捜査当局は、死亡した犯人とテロリスト集団との関係性を調べるために、アップルに対して犯人所有のiPhoneのロック解除を要求したことが明らかになっています。

このニュースは、アップルがユーザのセキュリティ保護を盾に、FBIへの協力を拒否したことが話題になりましたが、ポイントはFBIの英智を結集してもiPhoneのロック解除ができなかったという点です。

まとめ

現代人にとって、スマホは最重要のデジタル遺産であるということ、スマホのロックはFBIも困らせるほど困難で、素人が手を出すと大事なデータまで初期化されてしまうこともあることをお伝えしました。

では、どうやってパスワードを家族に伝えるか、その方法を考えた方が良さそうです。別の記事でスマホのパスワードを遺す方法をご紹介しますね。
⇒ 関連記事『スマホのパスワードを遺すには?

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