ネット銀行の見つけ方

ネット銀行とは

ネット銀行とは、実店舗を持たずインターネット上で営業を行う銀行のことです。金融庁による金融機関の分類では、「新たな形態の銀行」のうち「インターネット上でのみサービスの提供を行う銀行」にあたります。

リアルな銀行に比べて、手数料が安い、利息が高いといったメリットがあるため、利用者数を伸ばしています。

相続にあたってリアルな銀行と異なるのは、通帳がないこと(もっとも、最近はリアルな銀行でも通帳なしの設定があり得ます)、実店舗がないため問合せには電話やeメールを利用するしかないという点です。

ネット銀行を見つける方法

遺品から探す

まずはリアルな銀行と同様ですが、故人の部屋の引出しなどから銀行のキャッシュカードを探しましょう。

また、日頃から整理の行き届いた方なら、口座開設時の契約書類を保管しているかもしれません。

PC、スマホから探す

故人が使用していたPCやスマホのパスワードが分かる場合にのみ有効です。

PCを開くことができるならEdgeやSafariなどのブラウザのブックマーク(お気に入り)から、銀行のログインページなどがないかを探します。

スマホを開くことができるなら、導入済みのアプリから見つけることができるはずです。

ネット銀行の相続手続

各銀行とも、口座契約者が亡くなった後の口座停止や払い戻しに応じてくれます。まずは電話窓口に相談してください。

手続には、あなたが確かに相続人であるということの証明が必要となるので、検認済みの遺言書、遺産分割協議書、戸籍謄本などを用意してください。

代表的なネット銀行

ネット銀行を探すときの参考に、主なネット銀行を一覧化しておきます。

まとめ

故人が開設していたネット銀行の口座を見つけるには、まずは実際の遺品の中からキャッシュカードを探すこと、次にPCやスマホから利用の痕跡を見つけることになります。